七面山(しちめんざん)は山梨県南西部に位置する標高1989メートルの山です。
七面山は富士山の眺望に優れた信仰の山です。今回ご紹介するコースは階段状の道が延々と続く表参道を登り、奥の院経由で北参道を下るものです。信仰の山らしく登り応えのあるコースであり、標高1700m付近にある敬慎院からは眼前に迫る富士山を見ることができます。
山のグレーティング
遭難や滑落といった事故を防ぐためには、自分の実力に見合ったコースを選定する必要があります。山梨県によると、七面山の表参道コースのグレーティングは次のようになっています。
体力度:★★★★☆☆☆☆☆☆(1泊以上が適当)
技術的難易度:★☆☆☆☆(登山の装備が必要)
山梨県 山のグレーディング
https://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/shintyaku/grading.html
1泊以上が適当とされていますが、足腰に自信のある方であれば日帰りも可能な山です。もちろん油断は禁物なので、当日の自分の体調や天候、装備品等を考慮して登山に臨みましょう。
なお、管理人は登山の際に、meijiの即攻元気ゼリーを持参するようにしています。疲労回復に効果があると言われているアミノ酸やクエン酸を豊富に含んでいますので、特に登山の疲れが出てくる下山時での摂取をおすすめします。興味のある方は一度試してみてください。
アクセス
登山口へのアクセス:身延駅又は下部温泉駅にて、早川町乗合バスに乗車
2024年7月現在、日帰り登山で使えそうなバス便の時刻表は以下の通りです。
停留所 | 時刻 |
身延駅 | 7:05 |
下部温泉駅 | 7:26 |
七面山登山口 | 7:52 |
停留所 | 時刻 |
七面山登山口 | 16:38 |
下部温泉駅 | 17:04 |
身延駅 | 17:25 |
早川町 乗合バス時刻表
https://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/people/pdf/H30busT.pdf
身延駅・下部温泉駅へのアクセス:甲府駅又は富士駅にて、JR身延線に乗車
2024年7月現在、上述のバス便に接続する電車は以下の通りです。
駅名 | 時刻 |
甲府駅 | 5:16 |
下部温泉駅 | 6:19 |
身延駅 | 6:33 |
駅名 | 時刻 |
富士駅 | 5:18 |
身延駅 | 6:31 |
下部温泉駅 | 6:47 |
登山コース
【登り】5時間40分
七面山登山口 → (55分) → 羽衣 → (3時間45分) → 敬慎院 → (1時間) → 七面山
【下り】3時間35分
七面山 → (45分) → 敬慎院 → (20分) → 奥の院 → (1時間20分) → 安住坊 → (1時間10分) → 七面山登山口
【合計】9時間15分
これらはいずれも休憩を含まない標準的なコースタイムです。登山計画を立てる際は、自分の体力に合わせて時間を調整してください。コースタイム通りに歩き、1時間当たり5分の休憩を見込み、さらに昼食時間を45分とした場合、実際の所要時間は11時間程度となります。
管理人の場合、おおむねコースタイムの7割程度で登り下りするため、休憩を含まない時間は9時間15分×0.7=6時間30分程度となります。休憩と昼食時間を考慮し、実際の所要時間は8時間弱と見込んでいます。
日帰り入浴施設
下部温泉駅から徒歩1分の場所に、しもべの湯という日帰り入浴施設があります。
ホームページはこちらです。
料金は大人1080円、営業時間(年中無休)は10:00~22:00となっています。比較的遅くまで営業していますが、併設されているレストランのラストオーダーは20:30なので、汗を流してから食事をしたい場合は早めに利用すると良いでしょう。
なお、下部温泉駅の運行ダイヤは以下の通りです。本数が少ないので、ご注意ください。
時 | 分 |
18 | 02 |
19 | 20* 47 |
20 | 29 |
21 | 22* 53 |
22 | 57 |
時 | 分 |
18 | 36 |
19 | 20* |
20 | 01 43 |
*は特急です。富士方面は終電が早いので、特に注意が必要です。
タイムスケジュール
公共交通機関を使った日帰り登山とするにはコースタイムよりも早く登る必要があります。始発と最終のバスに乗ることを前提にスケジュールを組んでみました。
7:52 | 七面山登山口にてバス降車 |
8:15 | 登山開始 |
11:45 | 隋身門前広場にてランチ |
13:15 | 山頂 |
16:15 | 登山終了 |
16:38 | 七面山登山口にてバス乗車 |
17:05 | 入浴施設に到着 |
18:30 | 入浴施設を出発 |
ランチはカップ麺がおすすめです。カップ麺の他におにぎりやパンを用意して、お湯を注いでから出来上がるまでの待ち時間に食べるのも良いでしょう。おにぎりは、あらかじめ専用ケースに入れておくと登山リュックの中で形が崩れる心配がありません。
持ち物リスト
必要最低限の持ち物をまとめてみました。飲み物の量は季節に応じて調整しましょう。
赤字は個人的に忘れやすいものです(笑)
下着 | ☐ |
登山用靴下 | ☐ |
登山用Tシャツ | ☐ |
登山用ズボン | ☐ |
上着 | ☐ |
登山靴 | ☐ |
コンタクトレンズ | ☐ |
帽子 | ☐ |
下着 | ☐ |
靴下 | ☐ |
シャツ | ☐ |
ズボン | ☐ |
ベルト | ☐ |
ボディタオル | ☐ |
バスタオル | ☐ |
洗濯物用ビニール袋 | ☐ |
カップ麺 | ☐ |
おにぎり | ☐ |
水 | ☐ |
ガスボンベ | ☐ |
バーナー | ☐ |
クッカー(鍋) | ☐ |
割りばし | ☐ |
ゴミ袋 | ☐ |
スポーツ飲料 | ☐ |
ようかん | ☐ |
ゼリー飲料 | ☐ |
スマートフォン | ☐ |
財布 | ☐ |
自宅の鍵 | ☐ |
モバイルバッテリー | ☐ |
充電器 | ☐ |
ヘッドライト | ☐ |
日焼け止め | ☐ |
熊鈴 | ☐ |
雨具 | ☐ |
スパッツ | ☐ |
まとめ
今回は羽衣から表参道を登る7月の七面山を紹介しました。これからも、登山に興味のある皆さまにとって役立つ情報を発信していきますので、またお越し頂ければ幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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